乾燥ニキビの治し方。保湿するスキンケアで美肌になる!

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小テーマ1:書き出し

皆さんは乾燥ニキビってどんなものか知っていますか?

 

「ニキビなのに乾燥ってどういうこと?」

 

一見相反するように思える二つのワードですが、実は大人ニキビと呼ばれるもののほとんどが、この乾燥ニキビに含まれているのです。

 

そこで今回は乾燥ニキビの特徴や、できてしまった場合の対処法について、実際にオススメの商品の紹介も交えながらお伝えしたいと思います。

 

冬に多い乾燥ニキビの適切な対処法を知り、美肌対策に役立ててくださいね。

 

 



小テーマ2:乾燥ニキビの特徴は? 普通のニキビとの違いや見分け方

まずは乾燥ニキビの特徴について見ていきたいと思います。

 

通常できるニキビとはどのような違いがあるのでしょうか?

 

まず、普通のニキビは通称「皮脂ニキビ」と呼ばれており、皮脂の過剰分泌によって毛穴が詰まってしまうもののことを指します。

 

できる範囲は顔のTゾーンと呼ばれる部分で、おでこや鼻の周りに現れます。

 

成長に伴う一時的な男性ホルモンの増加によって、皮脂が過剰分泌することによって引き起こされるのがこの皮脂ニキビと言われています。

 

この皮脂ニキビの症状は主に思春期に多く見られ、「思春期ニキビ」と呼ばれています。

 

これに対して乾燥ニキビとは肌の乾燥が直接の要因となり引き起こされるもので、食生活の乱れやストレス、ホルモンの乱れなどが原因で毛穴に皮脂が詰まることによって発症します。

 

肌が乾燥することにより皮膚表面のバリア機能にダメージを与えてしまい、皮脂の少ないとされている顔のUゾーン(頬から顎にかけての部分)を中心に乾燥ニキビができるのです。

 

この乾燥ニキビは「大人ニキビ」とも呼ばれ、主に20歳以降に発症することで知られています。

 

肌全体の中でも部分的に水分量が減少することも原因とされており、顔の部位によって水分量が違えば違うほどニキビができやすいと言われています。

 

 



小テーマ3:乾燥ニキビができる原因

では乾燥ニキビができてしまう原因について解説したいと思います。

 

まずその要因の一つに、ホルモンバランスの乱れが挙げられます。

 

このホルモンとは男性ホルモンのことを指します。

 

女性であっても男性ホルモンは体内で生成されており、その比重は人によって様々なのですが、この男性ホルモンが増加することによってニキビは引き起こされます。

 

男性ホルモンの働きによって肌のバリア機能は低下し、皮膚の毛穴は収縮してしまいます。

 

それに加えて皮脂の分泌を促す作用があるので、これによって角栓が詰まりやすくなり、結果的にニキビを発症させてしまうのです。

 

ここで一度、男性のひげが生える部位を思い出してみてください。

 

もみあげから顎にかけてと鼻の下、口周りに見られることがわかると思います。

 

そう、その部位こそが男性ホルモンの作用するところなのです。

 

すなわち今挙げたところにニキビができた場合、男性ホルモンの影響を受けていると考えられます。

 

また肌が乾燥しやすいのも、もみあげから顎にかけてのUゾーンであることから、男性ホルモンは肌の乾燥においても大きく関係していることがわかります。

 

それに加え肌トラブルに悩まされる方の血清からは多くの男性ホルモンが見られることもわかっており、やはりニキビと男性ホルモンは深く関わりがあると言えます。

 

では次に、肌が乾燥するメカニズムについて考察したいと思います。

 

肌の角質層が乾燥すると、肌表面を保護しようとして皮脂の分泌が活発に行われます。

 

それによって角栓ができてしまい、毛穴詰まりが発生しニキビの発症へつながってしまうというわけです。

 

つまり乾燥肌の人ほどニキビができやすい傾向にあります。

 



小テーマ4:乾燥ニキビを治す洗顔方法やパックの仕方

では乾燥ニキビを治療するためには、どのような処置を行うのが適切なのでしょうか。

 

気軽に取り組むことのできる日々の洗顔方法から見ていきましょう。

 

まずは朝の洗顔方法からです。

 

起床後の肌は乾燥しているため泡洗顔をしてしまうと必要な油分まで洗い落としてしまうので、水洗顔で行うようにしましょう。

 

それでは手順を紹介します。

 

 

 

朝行う水洗顔の方法

1.32度前後のぬるま湯を用意します。

 

2.そっと洗い流すようなイメージで4、5回程度やさしく洗顔を行います。

 

3.タオルで丁寧に水分を拭き取ります。

 

4.最後に化粧水で保湿をします。

 

以上のように朝行う洗顔は優しく丁寧に、水のみで行うことを心がけましょう。

 

それでは1日の終わり、夜に行う洗顔方法の手順を説明いたします。

 

 

 

洗顔の方法

 

  1. ぬるま湯で顔を濡らします。

 

  1. 2回程度何もつけずに顔を洗います。

 

  1. 泡立てネットを少しだけ濡らして洗顔料を泡立てます。

 

  1. 鼻、額、頬、こめかみから顎にかけて、口の周辺、目の周辺の順に洗います。

 

  1. 30回程度、やさしくすすぎます。

 

  1. 最後に冷水で肌を引き締めます。

 

最後に冷水で引き締めることによって、雑菌の侵入を防ぐことができるので一手間かけてくださいね。

 

 

 

パックの仕方

では次に、パックの方法について紹介したいと思います。

 

ただし、正しいパックの選び方を知らないと却って悪化させることになりかねないので慎重に使用するようにしてください。

 

なぜパックによってニキビが悪化してしまうのかというと、保湿しすぎると肌のバリア機能が低下してしまうことや含まれる成分がニキビを刺激してしまったり、着脱時の摩擦によって炎症を引き起こしてしまうことが原因として挙げられます。

 

特にピーリングパックなどを使用した場合、剥がす行為によってニキビを引っ張ってしまうと悪化の原因となってしまうので気をつけてください。

 

多様な種類のあるパックですが、ニキビ肌におすすめなのはクレイパックです。

 

含まれている成分には抗菌作用や鎮静作用、冷却作用などが多いためニキビへの効果が期待できます。

 

さらにクレイパックは洗い流すタイプのパックなので、肌に負担がかかりにくいところも魅力の一つと言えます。

 

特にその中でもホワイトクレイと呼ばれるものは刺激が低いのでニキビ肌にも安心して使うことができるので、是非試してみてくださいね。

 



小テーマ5:乾燥ニキビに必要な保湿力を高める化粧水・乳液・ファンデーション選びのポイント

さて、次は乾燥ニキビと相性の良い化粧水・乳液・ファンデーションなど、普段のスキンケアに欠かせないアイテム選びのコツをご紹介します。

 

化粧品を選ぶ際はまず、保湿成分に着目しましょう。

 

代表的な保湿成分といえばヒアルロン酸セラミドフラーレン、プロテオグリカンなどが挙げられます。

 

これらの成分がふんだんに使われている、保湿力の高いものを選ぶようにしてください。

 

また、有効成分にも着目してください。

 

ニキビに有効とされているのはアラントイン・ビタミンC誘導体・グリチルリチン酸2Kです。

 

これらはそれぞれ、あだの炎症を予防する効果・皮脂を抑える、コラーゲンを増加させる効果・抗炎症効果があります。

 

あえてニキビの元とされるアクネ菌を殺菌するのではなく、このように肌の免疫力を補助する成分を選ぶことが重要です。

 

なぜかというとアクネ菌は、皮膚の保湿という役割も担ってくれているのでむやみに殺菌すると乾燥につながってしまうからです。

 

あくまで増やしすぎないということを意識してスキンケア商品を選ぶように心がけてくださいね。

 

さて、先ほどアクネ菌を抑制するために有効な成分を述べましたが、逆にニキビを悪化させてしまう原因となる成分もあることをご存知ですか?

 

それは硫黄、オイルインのものや、アルコールの成分の強いものです。

 

また、思春期ニキビ用のスキンケア用品も、脱脂力が強いため乾燥ニキビには不向きです。

 

これらは肌が乾燥する原因となってしまいますので避けるようにしましょう。

 

次に乳液についてですが、乾燥ニキビにおいては不要なものと言えます。

 

乳液に含まれている油分はアクネ菌の餌となりますので使わないようにしてください。

 

スキンケアについての知識を習得した上で、外出する際にどうしても必要なファンデーション選びについて見ていきましょう。

 

ニキビにファンデーションといえば、なんだか悪影響がありそうで抵抗がありますよね。

 

しかし選び方さえ間違えなければ、負担はぐっと抑えることができますし、それどころか素肌の時より肌を良い状態に保つこともできるのです。

 

ファンデーションに含まれている油分は種類によって違い、一般にクリームタイプ、リキッドタイプ、エマルジョンタイプ、パウダータイプ、ミネラルタイプの順に油分が多く含まれると言われています。

 

ニキビに油分を与えると刺激になってしまい、悪化の原因になる可能性もあるのでクリームタイプやリキッドタイプのものはなるべく避けるようにしましょう。

 

反対に、ミネラルパウダー、フェイスパウダー、ルースパウダーなどさらさらした質感のものであればニキビ刺激を与えることも少ないので、なるべくこれらを選んで使うようにしましょう。

 



小テーマ6:乾燥ニキビ用化粧品「ディセンシア アヤナス」「メルライン」「パルクレール」それぞれの成分・効果・使い方

ここで乾燥ニキビに効果のある商品について紹介したいと思います。

 

まず一つ目は、「ディセンシア」という敏感肌専門ブランドの中でも、特にエイジングケアに着目して作られたアヤナスというラインの商品です。

 

こちらは世界をリードするポーラの技術である、エイジングケア研究と特許技術を用いて開発されたもので、様々なメディアにも掲載されているので口コミ評価も良く、安心して使うことができそうです。

 

 

また高浸透保湿成分である「セラミドナノスフィア」という人体にあるセラミドと同じ構造の成分をナノ化したものが含まれているので保湿効果には期待ができます。

 

保湿力が高いのでつけすぎには注意して、適量を手に取り肌を包み込むようになじませてくださいね。

 

次に紹介するのは「メルライン」という商品です。

 

これは日本で一番売れている顎ニキビ専用の悪用オールインワンジェルで、芸能人の方も愛用されている人気商品です。

 

プラセンタ、ヒアルロン酸、トレハロースなど計10種もの保湿成分が含まれており、特にヒアルロン酸においては分子量がそれぞれ違うものを3種も配合しています。

 

その中でもアセチル化ヒアルロン酸は「スーパーヒアルロン酸」と呼ばれ、通常のヒアルロン酸の2倍もの効果があるとされています。

 

メルラインを使用する際は、2回に分けて塗布することをお勧めします。

 

そうすることによって浸透しやすくなり、肌がぐんぐんジェルを吸い込んでくれるはずです。

 

オールインワンジェルなのでこれ一つでお手入れが済むところも嬉しいポイントですね。

 

続いて最後に、「パルクレール」という商品を紹介します。

 

こちらもオールインワンなので、これ一つでスキンケアを終えることができます。

 

ニキビに効く二大有効成分「プラセンタ」と「アラントイン」が高配合されており、肌ストレスになる成分は一切含まず無添加にこだわった商品です。

 

こちらも様々なモデルや芸能人が愛用していることでも有名で、ニキビケア部門1位を獲得した優秀なニキビケアなので、ニキビに悩まされる方には是非一度試してほしい商品です。

 

あずき大くらいのジェルを手に取って優しくなじませ体温で浸透させたり、手のひらで温めて背中のお手入れにも使用することができます。

 

 

 


小テーマ7:乾燥ニキビのかゆみ対策のポイント

乾燥やスキンケア成分による刺激、アレルゲン反応などでニキビに痒みが生じることがあります。

 

こんな時はどうしても掻いてしまいたくなりますが、ぐっと堪えてください。

 

掻くことはニキビにとって悪影響でしかありません。

 

また、冷やせばかゆみが治まるといった意見もありますが、それでは一時的な対処にしかならず、ニキビに負担をかけてしまうことになるので控えましょう。

 

では痒みが発症してしまった場合、一体どうすれば良いのでしょうか。

 

ここでもやはり肌に負担を与えず抑制できる上、改善や予防にも役立つ「保湿ケア」が大切です。

 

特にセラミドヒアルロン酸、NMF(天然保湿因子)を含むスキンケア用品を用いることで痒みを和らげることができる上、バリア機能としての役割もあるので外部からの刺激による痒みにも効果的です。

 

また雑菌が付着したことが痒みの原因であると考えられる場合は、洗顔が有効な対処法になります。

 

特にアレルゲン体質の方は気づかないうちにアレルゲンが付着して、それが痒みの原因になっていることが多いので洗顔を欠かさず行うようにしましょう。

 

乾燥ニキビの正しい知識を知って、最適な対処法でニキビを治療できるようにしてくださいね。